主に外資系企業の日本支店、日本子会社へワン・ストップ・サービスを提供しているアークアウトソーシング株式会社が英文での定款、議事録等の会社関係書類を作成する際に直面する基礎的事項を説明します。これは、所内勉強会を基にした内容であり、対話形式により分かりやすくお伝えします。
登場人物；
ケンさん：22歳男性、入社1年目（仕事に慣れてきて楽しい）
エマさん：34歳女性、一児の母であり教育係（仕事終わりにフットサルで健康）
ジョージさん：46歳男性、パラリーガルを目指して奮闘中（いつかは球団オーナーになりたい）
ケンさん：ジョージさん、最近なんだか楽しそうですね。推しチームが好調らしいですが、その影響ですか？某球団のオーナ－会社の株主総会には毎年多くの野球ファンが参加し、野球の質問が飛び交うそうです。球団自体は非上場でも、オーナ会社の株主総会に参加するなんて、野球ファンの情熱はすごいですね。
そういえばエマさん、以前、公開会社と非公開会社の違いを説明してくださいましたが、合同会社は何か関係するんでしょうか？【登記関係】 公開会社と非公開会社の違い | アークアウトソーシング株式会社 (ark-outsourcing.jp)
エマさん：私も聞いたことがあります。球団の順位に応じて株主の対応も毎年違うそうですよ。野球ファンの情熱おそるべし。
まず公開会社と非公開会社は以前説明した通り、株式譲渡制限事項を定款で定めているか否かによって分類されます。つまり、株式について、譲渡制限が付されているか否かで判断されるため、株式を発行していない合同会社の場合には、公開、非公開という概念はあてはまりません。
これは、合同会社はアメリカのLLC(Limited Liability Company)をモデルに創設された形態で「所有と経営が分離していない」という前提に立っているからですね。
ジョージさん：そろそろ私の出番も減ってきましたね。
合同会社は、株式発行の概念がないため、株式上場はできないということになりますよ！
おわりに
今回は、「株式会社と合同会社の違い」について概要をご説明しました。
なお、今回の解説も、概略的な内容を紹介する目的で作成されたものですので、専門家としてのアドバイスは含まれておりません。
個別に専門家からのアドバイスを受けることなく、本情報を基に判断し行動されることのないようお願い申し上げます。
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