概要
人材派遣大手のパソナに登録する派遣労働者のうち、会計実務未経験者を対象に、2年間のトレーニングを行いました。OJTはもちろんOFF-JTを通じて、勤務時間に1日1時間以上のトレーニングプログラムを組み、総勢7人をプロジェクトメンバーとして当社に受け入れました。
人材派遣大手のパソナに登録する派遣労働者のうち、会計実務未経験者を対象に、2年間のトレーニングを行いました。OJTはもちろんOFF-JTを通じて、勤務時間に1日1時間以上のトレーニングプログラムを組み、総勢7人をプロジェクトメンバーとして当社に受け入れました。
本プロジェクトを実施した当時もいまも、労働市場に当社が求める人材が少なく、経験者の採用が困難です。そこで新たな採用法を検討する中で、パソナと連携して当プロジェクトを実施しました。
新型コロナウイルスの蔓延による緊急事態宣言下で、困難に直面する、主にサービス業に従事する人材をターゲットにしました。パソナに登録する派遣労働者の中で、やる気があり、新たなキャリアをスタートしたい人に2年間という期間限定で当社に勤務してもらい、トレーニングプログラムを提供しました。また、希望により、トレーニング後は当社に正式入社できるようにしました。
最終的に複数名が本採用となり、いまも当社の戦力として活躍中です。やる気のある5人を迎え入れたはずが、途中で脱落する人もいて、定着させられなかったのが残念でした。トレーニングは講師が教え、参加者が受動的に学ぶという形式になりがちだったため、より知的好奇心をくすぐり、能動的に学んでもらうような工夫が必要と実感しました。しかし、本プロジェクトでの経験を、その後の研修内容の充実に活かせたのは間違いありません。このことから、入社後に高度な知識を身につけてもらうことで、より多くの未経験者採用を可能にしました。
未経験者から、スタッフ(一般社員)に育成するメニューは充実させられましたので、今後は、スタッフからシニア(中間管理職)、シニアからマネージャーになってもらうためのトレーニングコンテンツの強化を狙います。そして、高度人材を増やすことで、当社はもちろん当業界や経済全体までをも豊かにしていきたいと考えています。また、アスリートのセカンドキャリアとして当社を選んでもらえるようにスポーツ界への働きかけも行っていきます。